流行り神 警視庁怪異事件ファイル
制作元:日本一ソフトウェア ジャンル:ホラーアドベンチャー プレイ人数:1人
初回限定版には、怪異事件ファイルドラマCD付
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ストーリー
F・O・A・F
フレンド・オブ・ア・フレンド -友達の友達-という、誰も存在を確認できない「誰か」からもたらされる、真実かどうかが定かではない噂。
それが人から人へと広まって、いつしか「都市伝説」という「事実」になる。
ところで、あなたはこんな噂を聞いた事がありませんか?
友達の友達から、聞いた話なんですけどね――……。
……という、都市伝説をモチーフにした、サウンドノベル形式のホラーアドベンチャー。
プレイヤーは、正体不明の「僕」となって、一人の男から「警視庁・警察史編纂室」所属の風海純也警部補が体験した、数々の奇妙な「噂」を発端にした怪異事件を語られる。
その事件の真相を、ストーリーを読み進めていく内に入手したキーワードを使って独自に推理していく。
プレイヤー「僕」は「誰」なのか。
なぜ、男からそんな奇妙な話を聞かされ続けるのか。
そして、「風海純也」との関係は――。
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システム
序章から始まって、最終話まで一話完結のシナリオを読み解いて行く方式。
各シナリオには大きく分けて、科学的な観点から事件を解決しようとする「科学ルート」と心霊的な分野から事件を解決しようとする「オカルトルート」の二つの分岐があります。
また、最終話までは一度のプレイで読む事が出来ます(各シナリオの評価がC以上の場合)が、隠しシナリオは零話から最終話までの「既読率」(そのシナリオをどこまで読み解いたか)によって出現します。
◇◆◇選択肢とカリッジ・ポイント
ゲーム中、主人公の行動を決める選択肢が出現し、その結果でストーリーは大きく変化します。
それまでのシナリオの進め方によっては、選ぶことの出来ない選択肢も出現します。
中には、選択肢の前に橙色の●マークがついたものがあり、これはカリッジ・ポイントという、シナリオ選択時にあらかじめ割り振られたポイントを消費するものがあります。
主に、勇気や度胸を必要とする選択で、カリッジ・ポイントがなくなると、その選択肢を選べなくなります。
◆◇◆セルフ・クエスチョン
集めた情報を整理して、今後の捜査方針の決定や、犯人の動機・正体の推理の時は、セルフ・クエスチョンモードになります。
幾つか選択肢が表示され、それを選択していくことで、最終的な結論を導き出します。
この際、画面の左上に、その捜査が順調であるかを示すマークが表示され、それが青い内は順調で、赤くなると難航している状態です。判断しながら、結論を導き出します。
◇◆◇推理ロジック
ゲーム中に入手したキーワードや情報を整理して、事件解決後、主人公が考える「真相」を論理的にまとめるモードです。
ロジックを最終決定すると、そのシナリオでの評価が決定します。
◆◇◆評価画面とデータベース
シナリオクリア後に、捜査の進め方によって五段階に評価されます。(Sが最上でDが最低ランク)
評価基準は主に、選択肢、セルフ・クエスチョン、推理ロジックの結果です。
また、ゲーム中に出てきた都市伝説や、専門知識については、F.O.A.Fファイルというデータベースに登録されて行きます。このデータベースに収集度によって開く隠しシナリオもあります。
以上、シナリオとシステムの紹介でした。
以下はネタバレ全開(一応反転アリ)の感想です。