忍者ブログ
今までプレイしてきたゲーム(PC含)のレビューです。 個人的な雑感がメイン。 ほんのちょっとだけ攻略情報のようなものが載ることもあります。
05 . May
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

17 . November

ときめきメモリアルGirl's Side 2nd Kiss

製作元:KONAMI  ジャンル:女性向恋愛SLG  プレイ人数:1人 

***

ストーリー

幼い頃、主人公は両親とやって来た街で一人逸れてしまう。
灯台のそばで泣いていた主人公に、一人の男の子が声をかけてきた。

「どうして泣いているの? ……君は人魚なの?」

男の子に導かれるまま、主人公は灯台にある部屋に招かれ、そこで1つの悲しい物語を聞く。

海で出逢った若者と美しい人魚の娘の恋物語。
人間の姿に変わった人魚は、声を出すことは出来なかったが、若者と幸福な時間を過ごしていた。
しかし、心無い村人に人魚であることを暴かれた娘は、若者と口づけを交わして海へと消えて行く。
いつか、またこの海で出会えることを信じて……。

娘と別れた若者は、幾日も海を眺めて過ごすが、とうとう月夜に舟を漕ぎ出し、二度と帰ることはなかった……。

悲しい恋の結末に涙を流す主人公に、少年は微笑む。

「僕なら絶対に人魚を見つけ出すよ。だから――また会えるように、約束」

そして、二人は幼い口づけを交わした。



それから数年。
もう少年のことも、物語のことも、おぼろげな記憶となった主人公は、高校入学を前に海に程近い街に引っ越してくる。
彼女の足は、海のすぐ側で輝く、白く大きな灯台へといつしか向いていた……。


***

システム

改めて説明をする必要も無いほどに有名な、ときメモです。
一週間単位でコマンドを設定し、主人公のパラメーターを上げつつ、休日にはデート。
それを3年間繰り返します。

ときメモ2から採用された、EVSシステム(エモーショナルボイスシステム/登場キャラクターが自分が設定した名前で読んでくれる)を今回も搭載。

が、今回のEVSは容量が少なくなった反面、前作のときメモGSよりも劣化しています。
よくある名前でも、妙な発音になったり、ぶつ切りになってしまったり。
最悪EVSなしの方が良い、というプレイヤーさんも恐らくいらっしゃるかと。
私は相変わらず「橘ボブ」なんていう名前でプレイしてしまい、橘はまだしも、ボブが物凄い破裂音になってしまったので、うっかり本名プレイをしてしまいました。
だって、EVSはとりあえず試しときたいんだもん……。
本名は比較的なめらかに読んでもらいました。
とあるキャラには叫ばれましたが。

さて、システムに大きな変更はありません。
ただ、前作に比べて色々と追加要素があるので、それを簡単にご紹介。


◆◇◆事故チューシステム

発売前から、各ゲーム雑誌で物凄い扱われ方をしていた新システムです。
入学直後の自己紹介シートに付随している、異性のタイプで事故チューの相手が決まり、1年目5月の第1週に事故チューイベントが発生します。
キスする場所は相手によって様々。
事故チューした相手の攻略した場合と、してない相手を攻略した場合でEDが分岐します。
(追加デートのキスについての会話も変化)

しかし、事故チュー……。限りなく痛そうなシステムだなぁと思ってしまう私は、どうにも糖度が足りない。
(だってシチュエーション的に下手すると歯が折れそうな人もいる)

ちなみに事故チューした相手は、少々ときめきやすく、また傷つきやすいようです。

◆◇◆VSモード(絶縁モード)

前作にもありましたが、女の子とその子の意中の男の子の両方と仲良くしていると、ライバル宣言されます。
前作は、いやいや、そいつ本命じゃねーから、あげるあげる、という言い訳も出来ず、強制VSモードに突入しましたが、今回は一応釈明の場が設けられます。

ライバル宣言をされた時に、
「誤解だよ」
ときっぱり言うと、一応VSモード回避。ただし、対象の男の子の好感度は格段に下がります。
が、その後懲りもせずその男の子にちょっかいをかけていると、女の子がキレます。

絶交宣言です。

こうなると、その女の子との関係修復は不可能。遊ぶコマンドも選択不可能になり、男の子からの評価も下がります。
絶交モードは基本的に利点はないので、(というかそもそもVSモード自体、男の子からの評価が上がりにくくなるし、相手から嫌味は言われるしで利点がない)女の子と、その相手の男の子はセットで出さないほうが楽です。でも出てきたら、爆弾処理くらいで留めておくほうがいいです。

◆◇◆ポイントカード

今回から、買い物のたびに店舗共通のポイントカードにポイントを貯めていけるようになりました。
上手く使えば1年目から晴れ着が買える便利なシステム。


大きく変わったのはこの3点でしょうか。



それでは個人的な感想(ネタバレ含)は続きからどうぞ。





そんなこんなのときメモ2。
発売前から某雑誌のライターさんたちが絶賛していたので、大層楽しみにしていました。

面白かったです。
事故チューシステムも、その後のキャラの反応も新鮮でしたし、EDにもちゃんと影響が出る辺りはよく考えて作られてるなぁ、と思いました。

前作でこのセンスはねぇよ、と大不評だったのが答えたのか、今回は私服もある程度可愛いものが多くなっています。相変わらず「これはどうなのよ」というのも確かにありますが。
ポイントカードシステムも、ドレスや水着、浴衣、晴れ着を買う時にはお役立ち。
個人的に、コスプレ衣装が消えてしまったのが大変残念ですが。
(ある意味、ときめき状態の相手の部屋に、幻水5の王子の衣装で行ったら、物凄いことになると思うんだ!)
(特にキテルとシバ)(年齢指定ついちゃうよ!)<落ち着け。

キャラクターも前作同様、最低1人は攻略しようかなというキャラがいます。
私は今回も、そりゃもうウキウキと全員のEDを見ました。
今回も隠しキャラあり。前作の舞台、はば学の生徒です。
あと、お隣の少年、女友達、花椿姫子(これはある意味ホラーなEDだ)とのEDもあります。

OPアニメーションも、突っ込みどころは多々ありますが(最後瞬間移動でもしたのか、キテル)クオリティは高い方。曲もOP、ED共にゲームに合っていて、繰り返し聴いても飽きがきません。

またアルバムのCG鑑賞モードで、そのCGに合わせて□ボタンを押すと、キャラクターがそのCGについてコメントしてくれます。
このシステムってGSにありましたっけ?
ついつい、初代ときメモを思い出して懐かしくなってしまったプレイヤーは私です。
(伊集院レイEDで何回やったことか!)




と、思い切り褒めまくったトコロで不満点をいくつか。



とにもかくにも残念なのは、EVSの劣化。
発音が微妙、普通の名前でもノイズが入ったり、破裂音になったりする、など前作なら普通に喋ってくれたはずの名前が今回は聞くに堪えない。
また、名前呼び変更も特定のキャラにしかなく、前作はほぼ全員呼び名が変わったのに、今回は……キテルだけ? だった気がします。

あとは、ED分岐が無駄に多い。
これは……えぇ、あの、志波なんですが。
EDが5パターンで、事故チュー有り無し、それぞれ野球部復帰有り無しって、お前、どんだけプレイさせる気じゃー! とちゃぶ台ひっくり返したくなりました。
あと、野球部復帰を阻止するのが大変面倒(部活コマンドを実行しまくってたら復帰しないらしいです)なのもどうかと思います。特定のイベント見ないと復帰しないとかにしてくれよー。

もう1つ、今回から加わった、二股ED(事故チューありの人をキープしつつ、もう一人好感度を上げていき、EDで事故チューなしの人の告白を断って、その後にやって来た事故チューありの人とくっつく)は正直、大変心にダメージがきます。
でもこれ見ないと、スチル埋まらないってアンタ……!


ストーリーも、台詞パターンも良く作りこまれていたし、デート中のちょっかいイベントも微笑ましかったりと、良作だけに特にEVSの劣化が非常に残念です。
次回は、容量大きくてもいいからGSレベルにまで戻して……!





さて、そんなGS2。
恐ろしいことに全キャラ大好きなのですが、特に何回もプレイしてしまうのは、キテルとハリー、天地、そして志波です。
キテルとハリーは、もう「お前たちなんて可愛らしいの!」と頭グリグリしたくなる感じ。
どこの中学生だお前ら!という会話が山盛りです。
特にキテルはED辺りの一人大暴走っぷりに、初回ポカンとした後、ついうっかり大笑いしてしまった夢のないプレイヤー。
天地は二面性キャラですが、本性のほうが可愛いんですよね。柚木属性め。
彼は事故チューありでEDを迎えると、入学までの一年間、こいつがどんな気持ちでいたのか想像して、ついつい悶えます。
志波はですね。
……いちいち、台詞がエロいんですが。
プレイしていて、大層恥ずかしかったんですが、声が中井さんなもんで赤面しつつプレイしました。
あの声であの台詞は反則。すげー反則。

エロで思い出した。エッチ、と公式に明記されていたクリスですが、可愛らしいものでした。
公式でも、本当は若>キテル>クリスらしいですね、エロさ。

言われて見れば、若王子先生はときたま凄い爆弾を投下していたような気がします。
純朴系なのに、どこかエロかったのは森川ボイスの錯覚ではなかったんですね!

そんな風に散々言ってますが、実は私はクリスの声が大好きです。
柔らかく耳に心地いい神原さんの声に心奪われて、フリートークを再生しまくり。

というか、GS2のフリートークは色んな意味で声優さんのテンションが凄すぎて、正直ちょっと疲れました……。
いや、楽しいんだけど、GSは結構皆さん落ち着いたコメントだったので。
(でも子安さんは落ち着いた声音ですごいテンションだった)
そんな中、神原さんは声も可愛らしいし、コメントも可愛らしいし、テンションもちょっと高いくらいだったので、大変癒しでした。ありがとう、神原さん。


色々言いましたが、良作です。
まだお高いかもしれないのですが、定価の価値はあります。
多分もう少ししたらベスト版でそうなので、それを待つのもありかと。

PR
Powered by NINJA BLOG  Designed by PLP
忍者ブログ / [PR]